ミゾレブダイ
スズキ目ブダイ科ミゾレブダイ属
2023.1.11:投稿
【分布域】小笠原諸島、和歌山県、高知県柏島、愛媛県愛南、鹿児島県笠沙、奄美大島以南の琉球列島。
【生息域】浅いサンゴ礁のアマ藻場に生息。
【特徴】雌雄の色彩はほぼ同じで、細長い独特の体形をしている。体側に多数の白色斑点が並び、腹部は白色斑の間隔が狭くなりライン状に見える。幼魚は各鰭に褐色の三角形の斑紋があり、虹彩にオレンジ色や青色の同心円状のラインが入る。体色は周囲の環境に応じて変異が著しい。
「ペアー?親子?兄弟?」
写真の2個体のミゾレブダイ、大きさにかなりの違いがある。
どういう間柄だろうか?
体の色彩はほぼ同じ。図鑑によれば雌雄の色彩はほぼ同じらしい。
向かって右側の小さな個体は、幼魚の特徴を示していないので親子ではなさそう。
まぁどういう間柄かを詮索しても始まらない。笑
そんなことより。
本種ミゾレブダイはブダイ科の中で唯一「雌雄異体」なのだそうだ。
「雌雄異体」の対義語は「雌雄同体」。
・雌雄異体とは卵巣を持つ個体(雌)と精巣を持つ個体(雄)とに明確に区別できること。
サメやエイの仲間は雌雄異体の代表例と言える。
・雌雄同体とは、一般に雄の生殖器官と雌の生殖器官を一個体に持っているものをいう。
ハナダイの仲間やベラ科の魚そしてクマノミなどは性転換することで有名。
雄から雌(雄性先熟)のタイプと雌から雄(雌性先熟)のタイプがいる。
データ詳細
撮影日
2018.06.15 #713
撮影ポイント
柏島 後浜no.3.5
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)