ミスジリュウキュウスズメダイ

スズキ目スズメダイ科ミスジリュウキュウスズメダイ属

2021.8.1:投稿



【分布域】和歌山県以南の太平洋岸、八丈島、小笠原諸島。
【生息域】水深10m以浅のサンゴ礁域の枝状サンゴで見られる普通種。
【特徴】体地色は白色で体側に3本の黒色の横帯を持つ。横帯は眼を通るもの、腹帯から背鰭へ至るもの、臀鰭から背鰭へ至る3本である。この3本の黒色の帯は背鰭の縁で繋がる。尾鰭は白1色。サンゴへの依存は極めて高い。また、縄張り意識も強く1つのサンゴに1匹の雄と複数の雌のハーレムを形成する。本種はスズメダイ科の中にあって珍しく雌先成熟の性転換をする。
【識別ポイント】ヨスジリュウキュウスズメダイは横帯が4本。前方3本は本種と同じような位置にあるが、尾鰭にハート型のような黒帯があるのがポイント。本種ミスジリュウキュウスズメダイは普通種だがヨスジリュウキュウスズメダイは日本ではやや稀種。
また、名前の良く似たミスジスズメダイとの簡単な識別法は腹鰭の色。黒色なら本種ミスジリュウキュウスズメダイ、腹鰭が白色ならミスジスズメダイ。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2018.03.19 #680

撮影ポイント

Palau St.Cardinal

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

ミスジリュウキュウスズメダイ  幼魚

 

スズメダイ科の魚に良く見られるような成魚と幼魚の間の明らかな色彩や模様の変異は本種では見られない。
強いて言えば、鰭の縁に青色が入ること。もちろん大きさには差がある。

 

 

参考写真:同じ時のもの。この写真はサンギルイシモチでも使った1枚。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2014.02.17 #401

撮影ポイント

Palau Shop 桟橋下

使用機材

Olympus XZ-1

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