ミナミイソハタ
スズキ目ハタ科ハタ亜科
2022.6.13:投稿
【分布域】琉球列島:インドー太平洋。
【生息域】サンゴ礁域の浅所に生息。
【特徴】体色は主に肌色やピンク色。全身が赤味の強い個体、或いは黄色掛かった個体、緑掛かった個体などバリエーションが豊富。眼の下には多数の赤色斑がある。体側全体にもやや大きな斑紋が入る。一番の特徴は尾柄部に黒色(茶色)の斑紋があること。尾鰭の中央には少し透明な部分があり、尾鰭上端も黒くなる。
「動かぬ証拠(特徴)!」
ミナミイソハタと思われる写真を初めて撮ったのは2018年11月。それが下の参考写真。
しかし、写っているのは頭部のみ。
顔つきからハタ科だろうと見当を付け、図鑑を調べるとどう見ても本種ミナミイソハタだと思えた。
しかし、この写真だけではmy新種として登録するわけにはいかない。
最大の本種の特徴尾柄部にある斑紋まで撮らなければ。
初対面から4ヶ月後。
まんまとパラオの海で確信を持ってミナミイソハタだと言える個体を見付けた!それが上の写真。
ハタ科ハタ亜科の魚にしては小型種でせいぜい14~15㎝。
さしたる自己主張もせず、地味にひっそりと佇んでいた。
私には「オ~!探してたよ、君じゃなきゃダメなのっ!」という存在!
ダイバー憧れの海・パラオで、こんなに地味な魚の写真を撮って喜んでいる自分は相当の”変わり者”かも知れない。
ミナミイソハタであることの動かぬ証拠と共に写真をゲット出来て、顔が自然とニヤけるのを抑えることが出来なかった。
参考写真:2018.11 @石垣島 大崎ハナゴイリーフ
頭だけのミナミイソハタ疑惑の個体。
データ詳細
撮影日
2019.03.23 #778
撮影ポイント
Palau Big Drop Off
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)