ミカドチョウチョウウオ
スズキ目チョウチョウウオ科
2023.9.23:投稿
【分布域】南日本の太平洋沿岸、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】礁池の浅いサンゴ礁で見られる。ミドリイシ類のサンゴの枝間で生活している。
【特徴】体型は三角形をしている。体色はブルーグレイで、体側には黄色い”く”の字のラインが多数入る。眼を通る黒色の帯の前後にも同じ黒色のラインがある。
「”帝”なのか?と思ったら、”三角”らしい」
今日の今日まで、帝チョウチョウウオだと思っていた。
このチョウチョウウオの何処に”帝”を名乗る特徴があるのか?と調べるのが楽しみだった。
体型の特徴が三角形だと知っても、まさか”三角”(ミカド)から来ているとは想像だにしなかった!!(笑)
「ミカドチョウチョウウオ 幼魚」
田子白崎のヒメエダミドリイシの群落はチョウチョウウオの幼魚達の幼稚園のような場所。
ミカドチョウチョウウオの幼魚も、おそらく季節来遊魚としてここに流れ付いたののだろう。
本種はポリプを主食としているので、サンゴへの依存度が高いと言われている。
データ詳細
撮影日
2019.09.28 #826
撮影ポイント
田子
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「ミカドチョウチョウウオ 成魚」
2012年に行ったフィリピン・ボホール・ツアーでの出会い。
このツアーでも写真は全て青被っている。何か設定に誤りがあったのだろう。
きちんとした発色の成魚の写真を撮りたいが、その機会に恵まれていない。
本種の学名は Chaetodon baronessa
小種名(baronessa)は「男爵婦人」という意味だとのこと。
”帝”ではなかったが、”男爵婦人”だったらしい。(笑)
データ詳細
撮影日
2012.08.04 #295
撮影ポイント
Balicasag Black Forest
使用機材
Olympus XZ-1