ミジンベニハゼ
スズキ目ミジンベニハゼ属
2021.8.19:投稿
【分布域】南日本の太平洋岸、兵庫県日本海岸、九州西岸。
【生息域】内湾の砂泥底にあるフジツボ類の空き殻、空き瓶、空き缶、二枚貝の殻などに単独或はペアーで見られる。生息水深は12〜25m。
【特徴】全身が真っ黄色。2.5〜3cm位の小型のハゼ。
【識別ポイント】同じく全身が黄色いキイロサンゴハゼに似るが、ミジンベニハゼの方が体高が低い。また、キイロサンゴハゼは枝サンゴの合間で見られる。
ナカモトイロワケハゼは背面に白色帯がある。
写真は、棲み家の貝から出て珍しく全身を見せているミジンベニハゼ。
今まで見てきたミジンベニハゼは、空き瓶や空き缶などの人工的な棲み家にいることが圧倒的に多かった。
このミジンベニハゼの自由奔放さは本当に刺激的だった。はじめは貝から頭だけを出していたが、そのうち貝の上に乗ってみたり、全身出て砂地を動いたり相当大胆な方(かた)だった。
参考写真:同じ時のミジンベニハゼ。
データ詳細
撮影日
2019.09.18 #824
撮影ポイント
大瀬崎 湾内
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
こちらは、ペアーのミジンベニハゼ。
ペアーの場合、大胆なタイプと慎重なタイプがいる。私は奥の慎重派の子の表情が面白いといつも感じる。
魚も人も相対的に互いを比較して、より大胆な方が(より慎重な方が)(より綺麗好きな方が)好むと好まらずにかかわらず”役割”を担っていくように感じる。
それがペアーの”関係性”を作っていくように思うがどうだろう。。。
このペアーの住居、ずいぶん汚れが付着している。さしずめ人間世界なら、外壁の塗装請負業者から営業電話が掛かってきそう。。。
参考写真:2011.10 大瀬崎 湾内
初めてミジンベニハゼに会った時のもの。
私の中では強く印象に残る1枚。
データ詳細
撮影日
2017.06.13 #631
撮影ポイント
井田 奥
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)