2021.11.29：投稿

【分布域】三宅島以南～沖縄島。
【生息域】潮通しの良い岩礁やサンゴ礁外縁の斜面の水深20～40ｍに生息。サンゴの周辺で多く見られる。
【特徴】体色はオリーブ色。口元は黄色。背鰭の後端、臀鰭、尾柄部から白色に変わる。色が変化する境界はぼやけている。尾鰭の先端軟状部は糸状に伸長する。幼魚の色彩は成魚とほぼ同じだが。体に対しての軟状部を含めた尾鰭の長さの比率が高い。幼魚のみネコ目。




「マルちゃん」

十数年前「中学生のマルちゃん」「18歳のマルちゃん」とスレートに書いて紹介されたことが強く印象に残っている。

写真のマルちゃんはどの位の年頃だろう？
「小学生低学年のマルちゃん」？
中学生になっているだろうか？そんなことを想像するのも愉しみではある。

写真の個体のジェネレーションがどの位かはとにかく、マルスズメダイが最も美しい頃だと思う。
一般的には「マルスズメダイ　幼魚」と呼ぶべき頃。

マルスズメダイ　成魚

田子・弁天島にいたマルスズメダイ。姿形からすると成魚と思われる。
幼魚の頃からここ田子にいたのだろうか？水温が下がる冬を越したのだろうか？

伊豆で南方種が見れることは嬉しい。
しかし、図鑑に書かれている”分布域”がここ数年で大きく変わって来ているような気がする。
本種の分布域は「三宅島以南～沖縄島」と、どの図鑑でも一致した見解。

参考写真：2020.10.16　＠屋久島　一湊　タンク下
口元の黄色いライン、頬には水色の斑点が施され、目元にも水色のラインがある。
マルちゃん！意外とおしゃれさん！