2021.12.29：投稿

【分布域】相模湾～九州、伊豆諸島。
【生息環境】生息水深は5～85ｍ。内湾の砂底や砂泥底のイソギンチャク類と共生する。
【特徴】体地色は白色。茶褐色の幅広い帯のような縞模様がある。甲は丸味を帯びていて五角形。額は中央で２つに分かれている。ムラサキイソギンチャクやスナイソギンチャクの根元に隠れている。夜間は周囲に出て来て活発に動く。

「新旧のマルガサミ」

やや透明感のある黄緑色のスナイソギンチャクの根元に隠れているのは、つい１ヵ月程前に撮ったマルガサミ。
私の中では「新マルガサミ」　本種とは10年以上のご無沙汰だった。

このスナイソギンチャク、見た目には美しく背景には持って来いだが、人の肌に触れると刺激が極めて強く赤く腫れ上がる。

マルガサミにとって共生するには格好の場所には違いない。この時は３枚程撮ったが微妙に片眼を隠されてしまった。

2010年のマルガサミ。旧マルガサミ。

人生２度目のナイトダイビングでの出会いだった。
昼間は奥に隠れているが、夜になってそろそろ活動を開始しようと出て来たところ。