キュウセン

スズキ目ベラ科キュウセン属

2022.1.18:投稿



【分布域】北海道~九州南岸の日本海沿岸、東シナ海沿岸、有明海、青森県~九州南岸の太平洋沿岸、伊豆大島、八丈島、瀬戸内海、南大東島。
【生息域】岩礁周辺の砂底に生息。
【特徴】雄相と雌相ではその色彩が異なる。雄相には鰓の後ろに良く目立つ黒色の斑紋がある。体側中央と背面に暗色の丸い点を繋げたようなギザギザの縦のラインが2本通る。一方、雌相はこの縦の2本ラインが直線的で明瞭な黒色である。また、この縦のラインの周辺には赤色の点が並び縦線を作っている。
幼魚は体高が低く細長く見える。体側には雌相より更に明瞭な黒色の縦のラインが2本走る。また、体側中央のライン上には蛍光ブルーの斑紋が入る。



「キュウセン 雌相」

キュウセンの分布域を見て驚いた。
温帯種であるだけに琉球列島は含まないが、北海道~九州まで太平洋沿岸と日本海沿岸、瀬戸内海まで広範囲にわたる。まさに「普通種中の普通種」。

キュウセンの雌相は体側に並ぶ赤色の小点が与える印象から「赤ベラ」と言われるそうだ。雄相は「青ベラ」。

雌雄共に西日本では食用となる。その為か、各地方それぞれの呼び名を持って親しまれているようだ。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2015.07.01 #497

撮影ポイント

伊東 白根南

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

キュウセン 雄相

 

フラッシュが当たっていないダメ写真。
しかし、雄相は2011年に撮ったこの写真しか手元にない。

 

キュウセンは良く目にするが、ここ数年全くと言って良い程撮ったことがない。
「普通種中の普通種」が徒になっている。猛反省。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2011.07.28 #225

撮影ポイント

伊東 白根北

使用機材

Olympus XZ-1

キュウセン 若魚(幼魚)

 

若魚なのか幼魚なのかそこを判別するのは難しい。
幼魚の時は体高がもっと低く、黒色の縦のラインの周辺の白色がもう少しメタリックな感じがする。
胸鰭後方に蛍光ブルーの斑紋があるのは、幼魚や若魚の特徴。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2016.08.23 #578

撮影ポイント

田子 瀬浜

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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