クロユリハゼ

スズキ目ハゼ科クロユリハゼ属

2022.3.12:投稿



【分布域】南日本の太平洋岸、伊豆諸島、小笠原諸島、琉球列島。
【生息域】内湾の湾口から中程やサンゴ礁域の礁池、礁外縁、礁斜面、ドロップオフの棚に生息する。生息水深は3~15mで、サンゴの根の上やガレ場の上の中層でホバリングしている。
【特徴】体色は体前方は白っぽく、第2背鰭と臀鰭と尾鰭を含めた体後方は墨色と、2色に染め分けられている。幼魚の尾鰭基底下方に黒色斑が1つある。



「海の中のバレリーナ」

クロユリハゼを見ると何故か「バレリーナ」を連想する。
恐らく第2背鰭と臀鰭の広がり方がバレリーナが着る衣装「チュチュ」に似ているからだと思う。
更にクロユリハゼが、まるでバレリーナのような気品と優雅さを兼ね備えているからだろう。


写真は、パラオのビッグドロップオフの棚上にいたクロユリハゼの3匹。

そもそもクラシック・バレーについては全くの門外漢。
同性2人による踊りが「デュエット」。男女2人による踊りは「パ・ド・ドゥ」と言うらしい。
かの有名な「白鳥の湖」の第1幕には男性1人と女性2人で踊る「パ・ド・トロワ」があるそうだ。

王妃から「明日の舞踏会で花嫁を選ぶように」と言われているジークフリート王子。
その舞踏会での踊りが「パ・ド・トロワ」。

クロユリハゼの3匹はどんなシチュエーションだったのだろう 笑


参考写真:同じ時の同じ3匹の写真。


データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2014.02.17 #400

撮影ポイント

Palau Big Drop-Off

使用機材

Olympus XZ-1

この写真露出アンダーで暗い。補正しきれなかった。

 

それでも没写真にしなかったのは、この個体がクロユリハゼの幼魚だと思ったからだ。とても小さな個体だった。

 

ところがどの図鑑にも「クロユリハゼの幼魚には尾鰭基底に1黒色斑がある」と書かれている。
この写真の個体の尾鰭には黒色斑はない。
第2背鰭や臀鰭そして尾鰭の縁辺が黒色であることも幼魚の特徴だと書かれているが、私のクロユリハゼの写真の個体は全て該当する鰭は黒色で縁取られている。
(???ハテナマークが点滅中)

 

本種はかつて「スズキ目クロユリハゼ科クロユリハゼ属」だった。
現在「クロユリハゼ科」は存在せず「スズキ目ハゼ科クロユリハゼ属」となっている。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.12.06 #939

撮影ポイント

高知県柏島 民家下北北

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

せつこ

2022.03.18

12:59

maki さん!
コメント有難う。
ハナハゼ「新体操のリボン競技」 座布団2枚!!(笑)

ヘルフ! なるほどね〜!
孤高のロックスター、具体的には誰になるんだろう。
新国立劇場で坂東玉三郎の舞踊を見たことがあるんだけど、彼が舞台に登場するだけで”凛とした張りつめた空間”に変わったのを思い出した。
ヘルフも辺りの空気感(水?)を支配してるよね。

maki

2022.03.18

02:20

分かります!クロユリハゼはバレリーナですね!フィギュアスケートとかも似合いそうです。ハナハゼは新体操のリボン競技の選手みたいだし、このタイプのハゼさん達は、芸術家、アスリートな雰囲気ですね💫例えば、ヘルフは私の中では孤高のロックスター、もしくは歌舞伎の女型スターみたいなイメージなのですが、どうでしょう??

コメント

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