クロモンガラ
フグ目モンガラカワハギ科
2022.2.24:投稿
【分布域】岩手県以南、南日本の太平洋岸、伊豆諸島、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】岩礁域やサンゴ礁域で単独で生息。
【特徴】体色は黒色や黒褐色。口元は黄色みを帯びる。体は楕円形で体高が高く、側偏している。第2背鰭、臀鰭は白色で黒色で縁取られる。胸鰭は黄色。尾鰭前方は白色だが後方はピンク色。
本種を紹介するガイドの方はまずいないと思う。
普通種であり、地味な存在。
私の印象に残るのは、サンゴ礁域のドロップオフの棚上などで単独で泳いで姿。
警戒心が強くとても至近距離へは近付けない。
「根の隙間やサンゴの合間に隠れ、硬い棘状の第1背鰭と腹鰭を使って引きずり出されないように突っ張る」と図鑑には書かれている。
ピンク色の尾鰭と、この棘のような背鰭を”引き金”に見立てての名前だろう。
英名:Pinktail trigerfish
冒頭の写真はパラオのニュードロップオフの棚上に群れているヨスジフエダイを背景にしたクロモンガラ。
参考写真:2013.11 @水納島 わさわさ
恥ずかしながらの写真だが、ホンソメワケベラにクリーニングされているクロモンガラ。警戒心が緩んでいたらしい。
体側が網目模様になっているのが分かる。
データ詳細
撮影日
2018.03.19 #678
撮影ポイント
Palau New Drop Off
使用機材
Olympus XZ-1