クロホシハゼ
スズキ目ハゼ科イトヒキハゼ属
2022.10.16:投稿
【分布域】静岡県、和歌山県、高知県、屋久島、口永良部島、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁域の礁原や礁斜面に生息する。生息水深は1~20m。礫や死サンゴ片混じりの砂底やドロップオフの亀裂下の砂だまりに多い。
【特徴】鰓蓋部に大きな黒色の円形斑が1つあるのが特徴。また、各鰭に黒褐色の縞模様がある。クマドリテッポウエビと単独かペアーで共生している。
「モノクロ写真??」
自分が撮ったクロホシハゼの写真を見返すと、まるでモノクロ写真のようだ。
初めて会う本種クロホシハゼ。
気合いは十分だったが、こんな写真ばかりになってしまった。
砂地、夕暮れ時のカメラ設定をもっと学ばなければと痛感した。
本種はクマドリテッポウエビと共生していると事前に聞き、是非ツーショットをと願ったが1度も共生エビが姿を現すことはなかった。
クロホシハゼも初めてだが「元浦」というポイントも初めてだった。
撮影時間は夕方の4時半近く、少し日も暮れてきた頃。
水深は7~8mの浅場で、あちこちにある砂だまりに本種の巣は幾つかあった。
警戒心が強いのか、巣穴から全身を出してくれることはなかった。
図鑑に記載はないが、背側には白色の横帯があり、ここにもやや小さい黒色斑が並ぶ個体もいるし、無い個体もいる。雌雄の差なのか個体差なのかは不明。また、腹部には白色の小さな斑紋が散在する。
参考写真:同じ時の別の個体。
しばらく粘ったが、この個体はこれ以上出てこず見切りを付けて別個体へ。
データ詳細
撮影日
2022.10.01 #1189
撮影ポイント
屋久島 元浦
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)