クロフチススキベラ

スズキ目ベラ科ススキベラ属

2024.11.15:再投稿



過去最小の本種幼魚に出会った。
最後尾に掲載。





2021.11.4:投稿



【分布域】八丈島、小笠原諸島、伊豆半島、和歌山県南部、高知県柏島、屋久島、琉球列島。
【生息域】岩礁域やサンゴ礁域に生息。水深20m~30mの潮通しの良い所で見られる。
【特徴】雄相の体側には白色の小斑点がきれいに並んでいる。この白色の小斑点、雌相では雄相よりやや乱れて並ぶ。雄相雌相共に尾鰭は黄色く先端は黒色。この尾鰭の黄色く変わる境界線は明瞭。雄相の鰓上部には黒色の斑紋が1つある。また頭部は白いラインが入るのも雄相の特徴。
雄相の婚姻色では体側にややぼやけた黄色い縦帯が浮かび上がる。
幼魚は浅い水深で根の側面やウミウチワなどに単独で寄り添っているところが多く見られる。体側には白い横帯があり、その後方はブロック状の虫食い模様がある。





「クロフチススキベラ 雄相 婚姻色」

田子 沖の浮島根の水深20m辺りでクロフチススキベラが数匹で泳いでるところが目に入った。
その内の1匹の動きや体の色彩が、明らかに他の個体とは違っていた。
「この激しい泳ぎ方は求愛時(婚姻色)のもの!!」と思いシャッターチャンスを窺った。
初めて出会って撮った婚姻色のクロフチススキベラの写真。


一部の図鑑では、体側に黄色い縦帯がある個体を「雄相」と表示している。
「雄相」であることに間違いはないと思うが、平時の「雄相」にはこの横帯はないと思うのだが。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.11.02 #1064

撮影ポイント

田子 沖の浮島根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「クロフチススキベラの雄相?雌相? 疑わしい個体たち」

 

そもそもベラ科の魚の雄相と雌相の区別(判定)は難しい。
(雄相と雌相についてはトカラベラの投稿に詳述)
体側の白い斑点がきれいに並んでいるところ、口先に白いラインが見え始めているところから雄相の可能性が大きいと思う。その一方で、この個体は雌相から雄相への転換途上の個体のようにも見える。果たして正解はどうだろう。

 

参考写真:2019.11 @田子 沖の浮島根
上の写真の個体と何が違うかといえば、頭部に白いラインが一切見えないこと。
この個体は雌相の可能性大だと思うが、実のところは分からない。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2019.09.28 #825

撮影ポイント

田子 沖の浮島根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

クロフチススキベラ 雌相

 

この個体は正真正銘の雌相。
冒頭の婚姻色の雄相と一緒にいた雌相。
体側の白色の斑点が乱れているし、口先にはラインもない。
雌相を疑う余地は1mmもない。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.11.02 #1064

撮影ポイント

田子 沖の浮島根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

クロフチススキベラ 若魚

 

幼魚には体側に白い横長の帯があるが、写真の個体はその帯が途切れて点々になっている。しかし、体側の斑点は幼魚の名残りを強く残している。

 

本種クロフチススキベラの幼魚を海の中で追い掛けた記憶は鮮明にある。それも1度や2度ではない。しかし写真はピックアップされていない。恐らくどれも納得のいかない写真ばかりだったのだろう。
出会うチャンスはそこそこある。今後、本腰を入れて幼魚の写真を撮ろうと思う。

 

2022.5.18:追加投稿
参考写真:2022.5 @伊豆大島 秋の浜
こちらの個体の方がぐっと幼魚に近いと思う。
が、もっと体後方がブロック状の虫食い模様になるのが「幼魚」!
あと、1歩!

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.09.04 #1033

撮影ポイント

伊豆大島 秋の浜

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「似た者同士」

 

つい先日の北川の海でのこと。
クロフチススキベラの小さな個体が6~7匹。集まってヒラヒラ泳いでいるのを発見した。
幼魚の域はとおに脱して、若魚から雌相になったばかりのジェネレーションと思われる個体たち。全員が同じ方向へうねりに乗って移動していた。

 

ところが、この個体だけが皆と離れて同じ場所にとどまっている。何か気になることでもあったのだろうか?他の仲間は2~3m先へ行ってしまっている。

 

「皆もう向こうに行っちゃったよ!あなたも早く一緒に行った方が良いんじゃない」と写真のクロフチススキベラに声を掛けた。
そして、ふと顔を上げて自分の仲間の位置を確認すると、皆は既に結構先へ行っていた。

 

あらっ!やだっ!
あなたと私は似たもの同士???笑

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撮影日のアイコン

撮影日

2021.10.30 #1062

撮影ポイント

北川 カジカキ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「極小サイズ 幼魚」

2024.11.15:再投稿

 

つくづく思う。
自分は、どれだけクロフチススキベラが好きなのだろう(笑)
何枚本種の写真を載せたら気が済むのだろうかと。

 

それでも仕方がない。
過去最小の1cm位の幼魚に出会ってしまったのだから。
体後方が虫食い模様の幼魚だったのだ。

 

明らかに目ピンが怪しい。

 

それでも仕方がない。
可愛いかったのだから(笑)
(支離滅裂な理由!)

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2024.11.04 #1472

撮影ポイント

伊豆大島 秋の浜

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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