クリヤイロウミウシ

イロウミウシ科レンゲウミウシ属

2022.5.10:投稿



【分布域】インドー西太平洋。
【特徴】体地色は白色。外套膜周縁は黄色から橙黄色の帯で縁取られる。尾(び)は青紫色で縁取られている。背面は白色或いは薄い赤紫色になることもある。その背面には円錐状の突起があり、その突起の一部が紫色や赤紫色になる。触角は紫色から赤紫色。二次鰓は半透明の白色で軸は紫色。30mmに達する。




「クリヤイロ? クリアイロ?」

本種は私の好きな”ウミウシベスト10”に入る。
ところが、いつも「クリ”ヤ”イロ? クリ”ア”イロ?」と分からなくなる。

この迷いは、どうやら私だけではないらしい。多くのサイトでもこの紛らわしい?名前について触れられている。


正解は「クリヤイロウミウシ」
福井県越前海岸にある「厨」(くりや)という地名に因んでいるそうだ。
このウミウシの記載地が「厨」だとか。

”見た目”的には「クリア」でも違和感が全くないので余計にややこしい。



参考写真:2012.2.16 @田子 白崎
尾は青紫色で縁取られている。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2018.04.19 #694

撮影ポイント

城ヶ島 梶が浜ビーチ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

カメラの性能

 

この写真を見ると、背面にある円錐状の突起は必ずしも紫色ばかりではないことが分かる。背面と同じ白色のものも存在することが見て取れる。
カメラの性能の高さを感じるところ。

 

外套膜周縁の黄色縁取りの内側には薄い水色の線が確認出来るが、どの図鑑にもこの点について特段の記載はない。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.05.29 #1001

撮影ポイント

田子 白崎

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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