クラカケエビス
キンメダイ目イットウダイ科
2023.2.19:投稿
【分布域】高知県以南の南日本の太平洋沿岸、小笠原諸島、琉球列島。
【生息域】岩礁域に生息。夜行性で昼間は岩陰やサンゴの隙間など暗いところで見られる。
【特徴】体色は赤色。海中では(生体では)体側後方や腹部が白っぽくなる。体側には縦縞や目立った斑紋はない。全長25㎝程。
「鞍掛恵美須・くらかけえびす」
本種クラカケエビスの漢字表記を見て首を傾げる。
何処に”鞍”が掛かっている?
ダイバーならこの名前は付けないだろう。
クラカケエビスの特徴は体側後方や腹部が白っぽいこと。
ところが釣り上げられた(死後の)クラカケエビスは体全体が赤色になる。
そして尾柄部上部にある小さな斑紋だけが白く残る。
まるで”鞍を掛けて”いるかのように。
参考写真:同じ写真。
黒く〇で囲んだのが”鞍”。
データ詳細
撮影日
2011.02.13 #190
撮影ポイント
Palau Big Drop Off
使用機材
SONY Cyber-shot (DSC-WX1)
冒頭の写真。
暗い岩陰に潜むのがクラカケエビスの特徴とは言え、頭を奥にしてそっぽを向かれている。
本種を見かけたら撮り直そうと思っていたところ小笠原の海で見つけた。
頭部にある数本の白色のラインも特徴があると思い、こんな1枚になった。
次にまた会えたら、程よく真横から体全体を捉えた所謂「図鑑写真」をモノにしたいと思っている。
データ詳細
撮影日
2020.09.20 #910
撮影ポイント
小笠原諸島 西島 大岩
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)