クラカケベラ
スズキ目ベラ科イラ属
2022.10.6:投稿
【分布域】高知県柏島、沖ノ島、屋久島、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁の20m以深の潮通しの良い礁斜面の砂礫底や砂底に生息する。
【特徴】体側には胸鰭から斜め後方へ広がる黒色の三角形の域がある。その黒色域の中には、左右の体側に跨る白色の斑紋がある。吻から胸鰭辺りまで薄っすらとした黄色い帯がある。雌雄の色彩の違いは顕著ではないが、雄の前頭部の方が雌よりやや張り出している。
「クラカケベラ 若魚」
大きさは6~7㎝程の個体で色彩的にも「若魚だろう」とシャッターを切りながら思った。
冒頭の写真はまるでハゼのような佇まいで着底しているようにも見えるが、それは目の錯覚。
ベラ科の魚にしては速いスピードではないが終始泳いでいた。
名前の由来は説明を加えるまでもなく、白色の斑紋が”鞍”を掛けているかのようだから。
参考写真:同じ時の同じ個体。
クラカケベラの体の向きはこちらの写真の方が図鑑に適しているが、ライトが届いていないのとちょっとピンボケで残念。
データ詳細
撮影日
2022.10.01 #1186
撮影ポイント
屋久島 タマガリ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「クラカケベラ 成魚」
こちらの個体は、その大きさから言って成魚だった。
遠くから見ても、見覚えのない(初めて見る)体側の模様がはっきりと確認できた。
本種はイラ属だが、その属の本家イラなどに比べると小型種と言える。
クラカケベラは成魚と言っても20㎝前後。
データ詳細
撮影日
2013.11.15 #373
撮影ポイント
沖縄本島 恩納村 眞栄田
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)