コブヌメリ
スズキ目ネズッポ科
2024.10.31:投稿
【分布域】南日本の太平洋沿岸、屋久島、山口県日本海沿岸、琉球列島。
【生息域】水深10m以浅の岩礁域やサンゴ礁域の周辺の砂底で見られる。
【特徴】体色は灰褐色。体には黒く縁取られた白色斑と暗褐色斑が散在する。眼の下の頬にある模様は不規則。体側の下の方に体に沿って皮の襞があるのが本種の特徴。体には鱗が無く、粘液に覆われている。
「コブヌメリ」
魚の中で1、2を争う地味な魚(ジミーズ)ではないかと思う。
写真はナイトダイビングで出会った時の1枚。
地味過ぎて日中は目が行きにくいのかも知れないが、大瀬崎湾内では昼間にも会ったことがある。
何れにしても生息地の砂地の色彩とほとんど同色の体が、目立たない理由だろう。
出来れば背鰭をはじめとした各鰭を開いていていてくれれば、多少なりとも目に付き易いと思うのだが。
さて、本種の名前。
”ヌメリ”は、体に鱗が無く、粘液に覆われているのがその由来であろう。
では、”コブ”は何処から来ているのか?
未だ調べが付いていない。
データ詳細
撮影日
2021.04.03 #969
撮影ポイント
田子 アジロ崎
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)