キタマクラ
フグ目フグ科
2021.4.12:投稿
あまり縁起の良くない名前を持つ魚だが、目出度い色の屏風?の前で撮影。
名前だけでなく体の色も地味な魚なので、こんな派手な背景も逆に良いかも知れない。
先ずは、この個性的?な名前の由来から。
本種の内臓や肝臓、皮膚を覆う粘液にも猛毒がある。その為、本種を食べると結果「北枕」に寝かされることになるとの意味。日本古来からの習慣で、死者を安置するとき北を枕にすることから。
データ詳細
撮影日
2016.05.29 #551
撮影ポイント
田子 田子島
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
キタマクラは福島県以南の太平洋岸、伊豆・小笠原諸島、九州北岸・西岸、屋久島、琉球列島などの広い分布域を持つ。普通種。
岩礁域の浅場から深場まで生息域も広い。通常は水深15m前後で見ることが多い。特徴は体側にある2本の暗褐色の縦のライン。このラインは鰓の前でつながっている。大きい個体でも13cm程度。キタマクラは雄の方が雌より大きい。
写真は幼魚或いはまだ若い個体と思われる。
参考写真:2020.2 @伊東 満根
腹部側がほぼ白色の個体やこの個体のように茶褐色の不規則な斑が入るものなど様々。
データ詳細
撮影日
2019.05.20 #797
撮影ポイント
八丈島 八重根
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)