キベリアカイロウミウシ

イロウミウシ科レンゲウミウシ属

2023.5.14:投稿



【分布域】インド・太平洋。
【特徴】背面は赤紫色。外套膜周縁はほぼ白色に近い淡黄色の幅広い帯で縁取られる。触角の間と二次鰓の前方に大きな白色の斑が2つある。この白色の斑の両脇と前部と後部の計6ヶ所で赤紫色の領域が大きく外側にはみ出す。はみ出した部分は背面の色より濃い紫色になる。




「三度目の正直」

キベリアカイロウミウシだと思って撮ったのは今回が3度目。
2023年のGW 奄美大島で。


一度目は田子の季節限定ポイントの田子島で。2017年8月のこと。
この時はややうねりがあったのか、自分の体を上手く固定出来ずピン甘な写真。
初めての貴重な出会いをモノに出来ず、大きな悔いを残した。

二度目は高知県柏島の民家下北北で。2020年の7月。
この時のことは余り覚えていないが不満の残る写真。


今回のキベリアカイロウミウシは三度目の出会い。
一度目と二度目の「悔いや不満」が、いつもにも増して私を真剣で粘り強くさせた。



さて。
この稿を書くためにキベリアカイロウミウシの写真を集めてみると。。。

なんと!一度目の出会いだと思っていた個体はクラサキウミウシだった。本種の背面にある白色斑は2つ。田子島で撮った個体には3個の白斑が連続気味にある。他の特徴も当てはまらない。

嬉しさの余り、図鑑でしっかり特徴を確認しなかったのが”人(ウミウシ)違い”の原因。



しかしこの時の”悔しさ”が、今回の奄美大島・倉崎ビーチでの撮影のモチベーションに繋がったと思う。何が幸いするか分からない。


”クラサキ”ウミウシが”倉崎”ビーチで本種を撮らせてくれた?!とも言える。笑



参考写真:同じ時の同じ個体

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2023.05.05 #1269

撮影ポイント

奄美大島 倉崎ビーチ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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