ケサガケベラ
スズキ目ベラ科タキベラ属
2024.11.10:投稿
【分布域】八丈島(幼魚)、小笠原諸島、硫黄島、相模湾(幼魚)、和歌山県串本、高知県柏島、屋久島、琉球列島。
【生息域】水深10m前後の浅い岩礁やサンゴ礁の根の側面陰、オーバーハングの暗がりで単独で見られる
【特徴】成魚の体色は、頭部は紫がかった褐色。背鰭から胸鰭基底手前までの黒色帯が斜めに掛かる。体後方は白地に黄色の縦の細線が入る。胸鰭に黒色斑がある。眼の虹彩は赤色。眼の下に黒色のラインがある。腹鰭臀鰭は黄色。雌雄の色彩の違いはほとんどない。幼魚は黒色の体色に黄色い斑が多数ある
【識別ポイント】同じタキベラ属もスミツキベラと良く似ている。成魚の違いは、スミツキベラには胸鰭基底に加えて背鰭と臀鰭にも黒斑が3個あるのに対して、本種ケサガケベラには胸鰭基底のみ1黒斑のみである。また、ケサガケベラの体中央付近にある斜めの黒帯はスミツキベラにはない。幼魚のスミツキベラは黒色の体色に白色の斑点があるが、本種には黄色い斑点である。
「ケサガケベラ」
ケサガケベラの名前の由来は言わずもがな。
本種の体中央付近、斜めに掛かる黒色帯を「袈裟」に例えてのもの。
「袈裟」は仏教の僧侶が身に着ける布。
仏教の僧侶の「袈裟」を名前の由来に持つ本種。
私との相性は最悪(笑)
何故だろう!
信心が足りないのか?
そんな訳はない、信心もないが下手なだけ。。。
ケサガケベラの幼魚の良い写真が無いと思っていたが、どっこい成魚の良い写真もない。
初めて気が付いた。。。
データ詳細
撮影日
2020.10.16 #921
撮影ポイント
屋久島 一湊 タンク下
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「ケサガケベラ 幼魚」
ケサガケベラ幼魚を色々なポイントでリクエストしてきた。
それに応えて何度も見せてもらった。
にも拘わらず、まともな写真が撮れない。
そんなことが続き、最近ではリクエストすることにも怖じ気づいてしまう。
どんな場所に居るかは大体把握しているので、岩の窪みなどの暗がりを自分で密かに探したりしている。
つい最近、リクエストしたわけではないが、伊豆大島でケサガケベラ幼魚を紹介された。
例外なく今回も、ろくな写真が撮れなかった。
もはや、今後も撮れそうな気が全くしない。
因みに、同じ伊豆大島で”タキベラ属の幼魚の3大スター”(私が勝手に決めているだけ)をすべて見せて貰った。
”タキベラ属の幼魚3大スター”は本種ケサガケベラ、スミツキベラ、モンツキベラ
データ詳細
撮影日
2024.11.02 #1467
撮影ポイント
伊豆大島 秋の浜
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)