カモハラトラギス
スズキ目トラギス科
2022.6.9:投稿
【分布域】伊豆諸島、相模湾以南の太平洋岸、屋久島。
【生息域】潮通しの良い岩礁域に生息。20m以深の砂底やガレ場で多く見られる。内湾浅場の砂礫底やガレ場で見られることもある。
【特徴】体側にはYの字とIの字が交互に配されている。尾鰭の上端がやや伸びて尖る。
「分割(分身?)の術」
これは窮余の一策。
カメラに装着しているのはマクロレンズ(単焦点)
全身を捉えるには自分が下がって被写体との距離を取るしか方法はない。
が、しかし。
そんなことをしていたら、間違いなく”逃走”されてしまう。
予てから撮りたかった本種カモハラトラギスが目の前にいる!
やむを得ない。
ここは、秘技「分割の術」!
本種は八丈島では、かなりの頻度で見られるらしいが、他の地域では稀な種。
写真の個体はカモハラトラギスの雄。
カモハラトラギスの雌雄には吻や鰓蓋にある斑紋に顕著な違いがある。
眼の後方、鰓蓋にある何本もの垂線は雄の特徴である。
学名:Parapercis kamohara
和名:カモハラトラギス
名前の由来は、魚類分類学の権威 蒲原稔治氏の名前が与えられている。
参考写真:同じ時の同じ個体。
体後方の写真。
*「分割の術」は推奨出来ない技。笑
データ詳細
撮影日
2020.12.06 #942
撮影ポイント
柏島 民家下北北
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)