カモハラギンポ
スズキ目イソギンポ科
2022.7.5:投稿
【分布域】相模湾以南の太平洋沿岸、伊豆諸島、屋久島、奄美諸島、琉球列島。
【生息域】岩礁域やサンゴ礁域に生息する。礁池などの浅所で多く見られる。
【特徴】体色は黒色。体側を1本の白色の縦のラインが通る。背鰭には不規則な白いラインが複数。丸みを帯びた頭部にも、白色のラインや細点がある。
フジツボやカンザシゴカイなどが死んだ後にできる穴を利用して卵を産み付け、孵化するまで守る。
「遊泳性」
カモハラギンポは地味な魚だ。
しかし、目の前をひらひらと糸の様な尾鰭をたなびかせて泳がれると、「分かった分かった!撮るよ」となる。
人間目線的に言うと”自己顕示欲”が高目のように感じる。笑
参考写真:2013.5 @奄美大島 倉崎ビーチ
単に穴の中に隠れているだけなのか、卵を産み付けて育てているのか不明。
データ詳細
撮影日
2018.06.16 #714
撮影ポイント
柏島 民家下北北
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
こちらの写真はつい最近柏島で撮った。
この時も目の前をひらひらと警戒心の欠片もなく泳ぎ回っていた。
派手な印象を受ける体の模様や尾鰭。
私的には”義理”でシャッターを切った。
そんな気持ちは写真に直ぐに表れてしまう。目ピンが怪しい。
参考写真:2019.10 沖縄本島 本部 ゴリラチョップ沖
体の模様の様子が上の写真の個体に比べてシンプル。
上の写真は求愛中だったりするのだろうか??
本種カモハラギンポの名前は、魚類分類学者・蒲原稔治(かもはら ねんじ)への献名だそうだ。
カモハラトラギスも同じ蒲原稔治への献名。
因みに、マハタの稿で触れた魚類分類学の権威・田中茂穂は蒲原稔治の師。両氏共に高知県の出身。
データ詳細
撮影日
2022.06.19 #1144
撮影ポイント
柏島 後浜no.6
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)