カミソリウオ

トゲウオ目カミソリウオ科

2022.5.20:投稿



【分布域】南日本の太平洋岸、伊豆諸島、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】岩礁またはサンゴ礁付近の海藻床や枯葉が溜まりやすい砂底に生息。
【特徴】体色は周囲の海藻などに擬態するためバリエーションは豊富。やや頭を下にさげて波に漂うように泳ぐ。ペアーでいるところが多く見られる。雌の腹鰭は育児嚢となり受精卵を保護する。雄は雌より体が細く小型である。砂地で小型の甲殻類を摂食する。




「擬態上手なカミソリウオ」

カミソリウオを私が初めて見たのは2010年沖縄本島の恩納村の海だった。
砂底の海藻や枯葉やわら屑が溜まって、ゆらゆら揺れている小さな場所。
そこを指して「カミソリウオ」とスレートに書いて紹介された。
しかし、私の目には全て「ゴミ」にしか見えない。「どれ?どれ?どれのこと?」

その時「カミソリウオ」がどんな形状の魚か知らなかったこともあり、認識するまでに時間を要した。


上の写真の「カミソリウオ」を撮った時は、さすがに直ぐ分かった。笑
居た場所的にも認識難易度は相当低かった。


参考写真:同じ時の同じ個体。



データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2013.09.30 #370

撮影ポイント

大瀬崎 湾内

使用機材

Olympus XZ-1

「カミソリウオのペアー」

 

多少のうねりがあり、揺れる海藻に隠れるように身を委ね漂っていた。
体色も周囲の海藻に合わせて緑色。

 

写真の向かって左の大きい方が雌。細く小さい方が雄。

 

参考写真:同じ時の同じ個体。
雌の腹鰭はやや膨らんでいるようにも見える。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.08.27 #899

撮影ポイント

伊豆大島 秋の浜

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「カミソリウオ 幼魚」

 

2019年の高知県柏島。
どんなに擬態上手なカミソリウオでも、この頃には認識出来るようになっていた。
この小さなカミソリウオがいた場所は、体と同じ緑色の海藻のそばだった。

 

未だ体も小さな幼い個体で単独で生息していた。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2019.06.02 #809

撮影ポイント

高知県柏島 後浜no.1

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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