カメレオンブダイ
スズキ目ブダイ科アオブダイ属
2021.5.29:投稿
ここ数年、いよいよ「ブダイ」の仲間たちにも手を染め始めた。
図鑑の「ブダイ」の項が貧弱ではよくない。種を増やさねば!!
しかしブダイ科の魚達、撮るのが(私にとっては)極めて難しい!
ブダイ科の魚たちは概して体が大きい。
カメラの内蔵フラッシュがしっかり当たり、且つ大きな体全身が画角に入る距離を保つ。それが肝要。
しかし、ターゲットが遠くてはフラッシュは当たらない。さりとて近付こうと追えば逃げられる。
通常、カメラはマクロ生物を撮るような弱目のフラッシュにしている。そこから、ごちゃごちゃ設定を弄っている暇は無い。とりあえずファンクション・キーの1つに「フル発光」のカスタム設定をしている。
色々工夫を重ねても、満足な写真は撮れない。。。。。
屋久島の至さんからの助言は「殺気を消して、忍び寄る。そして追う。」
有難い助言!!しかし私にとって、これは至難の技。だが最終目標。
最近の私の作戦は「自分から適切な間合いを作りに行くのではなく、ブダイが良い間合いに入ってきた時撮る」
これでは限界があるとは思うのが。。。。。
「カメレオンブダイ 雄相」
私の図鑑への新入り。
見覚えの無い模様のブダイは手当たり次第撮っているのが現状。その結果、”新入り”なら笑いが止まらない!
データ詳細
撮影日
2021.05.08 #995
撮影ポイント
久米島 ウーマガイ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
上の写真と同じ個体。ブダイは尾鰭に種を同定するための特徴があることも多いので、なんとか枠内に尾鰭を入れてみた。
今、初めて気付いたのだが。画面右下、黄色粉が。。。生理現象中だったようだ。
後日知ったのだが、ブダイの仲間は危険を感じると糞をしながら逃走する種が多いとのこと。怖がらせたらしい。
イロブダイはこれに当たらず、隠れるタイプだそうだ。
【分布域】屋久島、琉球列島。
【生息域】潮通しの良いサンゴ礁や礁斜面。
【特徴】胸鰭の辺りから後方にかけて明色の大きな斑紋を有す。眼の下と口の周りを結ぶ水色のラインがある。眼から上方に向けて暗色のラインがある。
雄相は体色変化が著しい。これが名前「カメレオンブダイ」の由来。
雌相はキビレブダイと酷似。見た目だけの判別は困難。
データ詳細
撮影日
2021.05.08 #995
撮影ポイント
久米島 ウーマガイ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)