カグツチヨコシマクロダイ
スズキ目フエフキダイ科
2024.1.5:投稿
【分布域】琉球列島。
【生息域】サンゴ礁の浅所に生息。
【特徴」成魚は吻の背縁が凹んでいる。吻は赤みががる。体側には白く細い横帯があるが、成魚では不明瞭になる。成魚では背鰭、臀鰭、尾鰭の縁が赤色。背鰭や臀鰭にはヨコシマクロダイにはある黒い点はない。幼魚はヨコシマクロダイでは、眼を通る黒色の帯があるが、本種には無い。
「家具付き!? ”カグツチ”ヨコシマクロダイ?!」
良く見たら”家具付き”ではなくて”カグツチ”だった。。。(汗)
私の頭の中には”家具付き賃貸”と言う単語があり、そこへ誘導されたらしい。
「旧・ヨコシマクロダイ近似種 → 新・カグツチヨコシマクロダイ」
”ヨコシマクロダイ近似種”と呼ばれる(2005年~)前は、”ヨコシマクロダイ”の色彩変異?
シノニムとして扱われていたらしい。
そこからヨコシマクロダイ近似種へと変わり、
2022年、「カグツチヨコシマクロダイ」と晴れて新種として和名付けられた。
今まで聞いたこともない「カグツチ」という言葉。
検索するとWikipedia に記事がある。
その記事によると。
かの有名な「イザナギ」と「イザナミ」の間に生まれたのが「カグツチ」という”火の神”。
では、何故本種に日本神話における”火の神”の名前が付けられたのか?
本種カグツチヨコシマクロダイの成魚の色彩に由来する。
背鰭、胸鰭、臀鰭、尾鰭などの縁が真っ赤な色で縁取られているからだろう。
本種の英名はRedfin emperor (レッドフィン・エンペラー)
写真は幼魚~若魚といった世代だろうか。
参考写真:同じ時の同じ個体。
データ詳細
撮影日
2023.12.24 #1363
撮影ポイント
柏島 竜の浜
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)