カゲロウカクレエビ

テナガエビ科ホンカクレエビ属

2022.6.14:投稿



【分布域】伊豆半島以南。
【生息環境】サンゴ礁や岩礁の浅海に生息するクロガヤやドングリガヤなどのハネガヤ類の枝にいるところが多く見られる。共生するハネガヤ類の羽枝に擬態している。生息水深は5~30m。
【特徴】体は金色と黒色の細い破線模様で覆われている。



「陽炎カクレエビ」

陽炎:局所的に密度の異なる大気が混ざり合うことで光が屈折し起こる現象(wikipediaより)
陽炎は、もやもや、ゆらゆらと夏のアスファルト舗装の上に立ち昇る印象が強いが、季語は「春」だそうだ。

一方、本種カゲロウカクレエビは「伊豆では、例年9~12月頃よく繁茂したハネガヤ類に十数個体の群れで見られる」とある。(『海の甲殻類』より)


名前の由来通り、陽炎のごとく非常に認識しずらい。

伊豆大瀬崎が本種の初記録地だそうだ。



参考写真:2014.10 @井田
羽枝の向こう側に隠れている。
カゲロウカクレエビは今まで撮影したどの個体も頭を下にしている。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2015.10.03 #515

撮影ポイント

田子 弁天島

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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