カガミチョウチョウウオ

スズキ目チョウチョウウオ科

2021.5.2:投稿



本種はチョウチョウウオ科の中では、色合い的に地味と言えば地味。しかし地味でありながらも個性的だと思う。その為か、私は比較的早目にそして容易にカガミチョウチョウウオのことを覚た。

チョウチョウウオ科の魚は、もっと「鮮やかな黄色」のイメージだが本種の体の地色は淡いクリーム色。3本の黒色の横帯が入る。この帯とは別に頭部に線が入るが眼のところで途切れる。

英名はThree-band Butterflyfish

和名より英名の方が直截的だといつも感じる。和名が悪いと言いている訳では決してない。


カガミチョウチョウウオの”カガミ”は「鏡」だろうか?名前の由来は不明。

体側の黒っぽい網目の模様、同じチョウチョウウオ科ではアミメチョウチョウウオやアミチョウチョウウオのそれに似ている。「網目」らしいという意味では本種の模様の方が余程「網目」に近い。名前の商標登録的に遅れを取ったのだろうか?と想像してしまう。

チョウチョウウオ科の魚の幼魚は眼状斑を持つ種が多いが、本種の幼魚は持たない。

南日本の太平洋岸、小笠原諸島、屋久島、琉球列島を分布域に持つ。岩礁域やサンゴ礁域に生息。もちろんペアーの時もあるが単独でいることが多い。

カガミチョウチョウウオ、稀種では決して無い、寧ろ普通種。

しかし、どこか頑なに独自路線を邁進している感じがする。

そういうの嫌いじゃないよ!笑

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2019.10.05 #833

撮影ポイント

屋久島 一湊 タンク下

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

コメント

※メールアドレスが公開されることはありません

CAPTCHA