イトヒキハゼ
スズキ目ハゼ科イトヒキハゼ属
2022.5.25:投稿
【分布域】千葉県・新潟県~高知県・熊本県、瀬戸内海。
【生息域】内湾に生息する。軟泥底から砂泥底でニセオニテッポウエビなどと単独で共生する。
【特徴】第1背鰭棘は伸長し、前部に黒色斑がある。体側に5黒褐色の横帯がある。頭部の頬には水色の小斑点が多数ある。
最近、海へ行った後”初めて撮った種”や”これぞ”と思う種(写真)は、数日以内に投稿することが多い。
それは、感動が色褪せない内に、記憶が鮮明な内に、その種への熱量が高い内にというのが、その主な理由だ。
まあ、それは表向き。
実態は子供と同じで”嬉しかったこと”や初めてのこと”は早く誰かに話したかったり伝えたいだけ。笑
ところが、投稿するのを忘れていた種があった!
それも2度のチャンスをみすみす逃している。
・2020年1月 @和歌山ツアー後(初撮影)
・2021年2月 @和歌山ツアー後
それが本種「イトヒキハゼ」。
何故だろう?
Q:地味なハゼだからか?
A:そんなことはない。もっと地味なハゼや魚も投稿している。
本種を取り上げなかった経緯はおそらく、、、
自分が撮ったイトヒキハゼの写真は、
・特徴の第1背鰭が開いていない。その為、黒色斑がよく見えない。
ハゼ図鑑のイトヒキハゼの写真は、
・特徴の第1背鰭がしっかり開いている。第2背鰭には淡褐色の水玉模様があり、臀鰭には青色のラインがある。更に尾鰭の上部は第2背鰭と同じ水玉模様、下部は臀鰭と同じラインという凝ったお洒落っぷり。
ハゼ図鑑の写真を見て、自分の写真に納得がいかず投稿することに挫折したらしい。
さりとて、イトヒキハゼをこのまま埋没させるのは忍びない。
今後を期待して、取り敢えずの投稿とする。
データ詳細
撮影日
2022.02.28 #1091
撮影ポイント
和歌山県 須江 内浦ビーチ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)