イリオモテモウミウシ
ハダカモウミウシ科オオアリモウミウシ属
2022.7.23:投稿
【分布域】南西諸島。
【特徴】体地色は白色を帯びた半透明。吻端から触角へ伸びる黒色の線が特徴的。白い心嚢部には疎らな褐色紋がある。背側突起は黄色味を帯びた半透明で、その奥にはやや濃い色の消化腺が見える。突起側面には黒色縦線があるが、これを欠くこともある。背側突起の先端は白色と黒色の紋が並ぶ。コテングノハウチワに着生している。5㎜前後の個体が多い。
「西表島でイリオモテモウミウシを撮る!」
名前に”イリオモテ”が付く種をご当地の西表島で撮ることが出来るのはとても幸せなこと。
本種も属すオオアリモウミウシの仲間たちは、正面から見ると牛や羊に見える。つぶらな瞳が2つ並んだ”顔”は何とも可愛い。
「好きだけど、苦手」
オオアリモウミウシの仲間は好きなウミウシだが、如何せん、どれもこれも小さ過ぎる。
正面顔を撮りたいが、正直5㎜程のウミウシのどちらの方向が正面かは、私の目では判別が困難。
つぶらな瞳にピントを合わせたいが、それは極めて高いハードル!
こうした場合は、数を打つしかない。
そして、カメラのオートフォーカス(AF)の能力頼みとなる。
参考写真:同じ時の同じ個体。
冒頭の写真も含め、イリオモテモウミウシが、
「おばあさん!大丈夫?僕の顔はこっちだよ!」と下から心配顔で見詰めているように見える。
考え過ぎか?笑
データ詳細
撮影日
2022.07.16 #1154
撮影ポイント
西表島 ㇶナイビーチ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)