イレズミゴンベ
スズキ目ゴンベ科
2021.7.11:投稿
【分布域】小笠原諸島。
【生息域】水深20m以浅のサンゴ礁に生息。
【特徴】体長が30cm近くにもなる。ゴンベ科の中にあっては大型種。体地色は灰色で体側には小さな黒色の斑点が並ぶ。更に体側中央に白色の斑紋を1つ持つ。体色には2つのタイプがあり、前記の他のもう1つ別のタイプでは、地色が黄色で体側に白色の縦線が走り、その線の上あたりに白色の斑紋が1つある。
小型の魚や小型の甲殻類を捕食する。
なんとシンプルな分布域!
小笠原諸島の固有種と言って良い。図鑑では「小笠原諸島以外での観察は難しい」と表記されている。
そんな表記を見たら当然、小笠原ツアーの引率・すなおちゃん(インストラクター)を通じて現地ショップに事前にリクエストした。
2日目の朝1番、鉄也さん(現地ショップ・インストラクター)にみせてもらった。
自分がリクエストしておきながら、初対面のイレズミゴンベは想像以上に”巨大”で驚いた。今までに様々なゴンベ科の魚を撮ってきたが、せいぜい大きくても10cm前後。ゴンベ科の魚のサイズに対する私の先入観からすると”巨大”に感じた。イレズミゴンベの実際の体長は30cm位。
全身が入った写真を1枚も撮っていない。本種は尾鰭に特段の特徴が有る訳ではないので事なきを得ているが、これは片手落ちと言える。
私が使っているカメラのレンズは単焦点の60mm(120mm換算)全身を入れるためには、自分自身がターゲットから距離を取る(離れる)しかない。するとフラッシュの当たりが弱くなる。色々悩みは尽きない。
上手くいかないことも多々あるが、「小笠原諸島以外での観察は難しい」と書かれた種と対面出来て、一応カメラに収めることが出来たのは、この上ない喜びだった。
データ詳細
撮影日
2020.09.21 #912
撮影ポイント
小笠原 東島 ドブ磯
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)