イラモツノテッポウエビ
テッポウエビ科ツノテッポウエビ属
2021.5.13:投稿
「無知」とは、なんと恐ろしい!
ここ数年定期的に通っている柏島の海。そこでサクッとこのエビを見て、サクッとカメラに収めた。
私が持っている甲殻類の図鑑を開いても本種は掲載されていない。仕方なくWebを検索すると沢山のサイトにヒットした。
それらの記事には「非常に危険だ」と書かれている。
イラモツノテッポウエビが危険なのではなく、本種が住んでいる「イラモ」が危険なようだ。
「イラモ」は岩などに付く毒性の強いクラゲの1種。その刺胞に触ったり刺さったりしたら腫れて痛痒いとか。クワバラクワバラ!私は痛みには鈍感だが、痒みには滅法弱い。
危険だなどとは露知らず「真っ赤な綺麗なエビ」だと思って呑気に撮った。
【分布域】和歌山県串本町、高知県柏島、屋久島、琉球列島など。
【生息域】水深5〜15m位の岩に付くイラモの根本に隠れ棲む。(写真のエビの下に写っている円柱形の上部が白色のものがイラモ。
【特徴】体は鮮やかな朱色。頭胸甲に白色の帯がある。右第1胸脚の節も同じ白色。眼は黄色。
データ詳細
撮影日
2019.06.21 #806
撮影ポイント
柏島 民家下北北
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)