インドヒメジ

スズキ目ヒメジ科

2021.5.18:投稿


「インドには生息しないインドヒメジ」

【分布域】南日本の太平洋岸、伊豆・小笠原諸島、琉球列島。海外では西部太平洋。
【生息域】水深1〜40mのサンゴ礁域や岩礁域の砂地や砂礫底。
【特徴】体の前半は暗い臙脂色。腹鰭も同色。間に狭い白色の域を挟んで、後半は黄色。尾柄部よりやや前に黒色の斑点がある。眼の上から後方まで白色の縦線が通り、眼の下にも同じく白色の斜めの線が走る。注意深く写真を見ると青色の点列もある。
下顎には2本のヒゲを持ち、そこを含めてヒメジからしい体型をしている。しかし、この特徴的な色合い、他の科の魚を含めて例を見ない。食性は肉食。性格は温厚とか(水槽で飼うのに他の魚を攻撃しないとの意味らしい)
【名前の由来】冒頭でも触れたがインド近海には生息しない。ならば何故”インド”ヒメジなのかは不明。



もう何年も前の春の大瀬崎湾内。水深5〜7mの浅場に戻ってきた時、その日のインストラクター・龍君が「インドヒメジ」とスレートに書いて遠くを指差した。しかし幾ら目を凝らしても私には見えなかった。(当然、帰宅後図鑑で”インドヒメジ”を確認した)

インドヒメジはアイドルでもなければ、極端にレアな魚でもない。写真の出来は悪くとも(言い訳:海が白濁していた、、、)奄美大島の海中で初めて出会い、カメラに収めることが出来た嬉しさ喜びは一入だった。笑

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.05.04 #985

撮影ポイント

奄美大島 倉崎ビーチ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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