Indian vagabond butterflyfish
スズキ目チョウチョウウオ科
2022.12.9:投稿
【分布域】モルディブ、スリランカからインドネシア、アンダマン海。
【生息域】水深の浅いサンゴ礁に生息。
【特徴】体地色は白色。体側には「入」の字型に交錯する紫色の細いラインがある。眼を通る黒色の帯が1本。背鰭後方から臀鰭にかけて幅広い黒色の域がある。尾鰭は黄色で後方に1本黒色の横帯。
「放浪者!」
本種 Indian vagabond butterflyfish (インディアンバガボンドバタフライフィッシュ)は、日本の海に生息するフウライチョウチョウウオによく似ている。
フウライチョウチョウウオは体後方に黒色の横帯。本種は”帯”というより幅広い黒色の”域”がある。
この両種、いずれも「フウライ」や「バガボンド」という言葉が名前に含まれる。
「風来(坊)」はどこからともなく現れては、どこへともなく去っていく人のこと。
「バガボンド(vagabond)」は土地から土地へと流れ歩く人。さすらい人。放浪者。
「バガボンド」は井上雄彦が吉川英治の「宮本武蔵」を原作に描いたコミック。
息子達が揃えたものだろう、我が家の本箱に今も並んでいる。
これらのチョウチョウウオは、何を極めようとして放浪しているのだろう。(ん?違うか!)
データ詳細
撮影日
2022.11.25 #1213
撮影ポイント
Thailand Richelieu Rock
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)