イボイソバナガニ
クモガニ科イソバナガニ属
2023.7.3:投稿
【分布域】相模湾以南。
【生息環境】岩礁の礁斜面に生息。ムチカラマツ類に共生し、宿主の枝の上で見られる。
【特徴】体色は共生する宿主の色に似せて変化する。宿主の幹とポリプに似せたツートンカラーのものが多い。甲は円筒形で細長く、甲にはこぶ状の突起が隆起する。額角は先端で2つに分かれ、雄は甲の3分の2ほどまで伸長し、雌のそれは短い。長い歩脚で宿主の幹につかまっている。
「イボイソバナガニ」
撮影日時の新しい順に3枚の写真を紹介。
つい2週間程前の柏島で撮ったイボイソバナガニ。
改めて写真をみると、小さな個体だったことが分かる。
イボイソバナガニはムチカラマツと共生するが、私の印象では宿主よりやや白っぽいことが多いように感じている。イボイソバナガニの白い甲や歩脚とオレンジ色のポリプが微妙に絡みあっている。
体に対して歩脚が長いことが分かるが、宿主にしがみつくのに有効なのだろう。
甲に対する額角の長さから雄ではないかと思うが、、、どうだろう。
データ詳細
撮影日
2023.06.19 #1289
撮影ポイント
柏島 勤崎
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「イボイソバナガニ 雌?」
甲に対しての額角の長さが短い個体。恐らく雌だろう。
白い宿主に白い体のイボイソバナガニ。
撮影時の記憶はないが、写真からは浮遊物が多かったことが伺える。
枝の左側だけ浮遊物を編集で消して、右側は力尽きた訳ではない! 念のため(笑)
参考写真:2013.4.13 @井田
多分、初めてのイボイソバナガニとの出会い。
10年前だが良く憶えている。
そもそも「イボイソバナガニ」という名前が私の印象を悪くさせ、この個体の体の色合いも良いイメージを残さなかった。
以来、イボイソバナガニには前向きになれない。。。
「初対面の印象」は人だろうが魚だろうが、カニだろうが、、、、やはり大事らしい。
データ詳細
撮影日
2016.07.05 #568
撮影ポイント
井田
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)