ホウライヒメジ
スズキ目ヒメジ科
2022.2.13:投稿
【分布域】南日本~屋久島の太平洋沿岸、八丈島、小笠原諸島、山形県以南の日本海沿岸、琉球列島。
【生息域】主に岩礁域の浅場に生息。サンゴ礁では数が少ない。
【特徴】尾鰭付け根に鞍状の黒色の斑紋と白色の斑点がある(鞍状の黒色斑は薄れることもある) 眼の近くの縦の白色のラインは2本(但し、消える時もある)
【識別ポイント】オキナヒメジと良く似ている。本種ホウライヒメジの群れの中で混泳していることもある。オキナヒメジは尾鰭付け根に明瞭な暗褐色の斑点があり、その斑紋は側線を超えないことが特徴。本種ホウライヒメジの黒色斑紋は両面に跨るように鞍状であることがオキナヒメジとの違い。オキナヒメジの吻から後方へ走る白色のラインは3本。
「撮っても撮ってもホウライヒメジ!」
ホウライヒメジとオキナヒメジは良く似ている。
両種とも撮ったことはあるが、なんとなく満足出来ない写真。
頭の中には「要!取り直し」との付箋が貼られている。
海の中でどちらの種か分からなくても、取り敢えず撮る。また、別の海でも撮る。何度でも撮る。
家へ戻って写真を精査すると、どれもこれもホウライヒメジ!
図鑑によっては、オキナヒメジは「稀種」と書かれている。
もしや、これはそのせいか、、、。
参考写真:2020.11 @田子 沖の浮島根
山のようにあるホウライヒメジの写真の内の1枚。
後で種を判別するために尾柄部が入るように撮っている。我ながら涙ぐましい努力の跡?
データ詳細
撮影日
2022.01.27 #1089
撮影ポイント
和歌山県 周参見 赤土出し
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
2014年に撮ったホウライヒメジ。
・ホウライヒメジ
・オキナヒメジ
・オジサン
上記3種ともヒメジ科のウミヒゴイ属の魚。
魚市場では3種を区別することなく「オジサン」と呼ぶらしい。
和歌山の串本で潜った時、ホウライヒメジの大群がいた。オジサンがたむろしていた。海の中は密でも差し支えないらしい。
・溜まるオジサン
・眠るオジサン
・ダラダラするオジサン
(ログより)
それは初めて見る光景だった!
GoProでその様を撮った積りだったが、勘違いで撮っていなかった。
痛恨の極みである。
データ詳細
撮影日
2014.08.18 #437
撮影ポイント
田子 沖の浮島根
使用機材
Olympus XZ-1