ホタテツノハゼ

スズキ目ハゼ科オニハゼ属

2022.4.23:投稿



【分布域】南日本の太平洋岸、伊豆大島、高知県柏島、屋久島、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁の礁斜面、30m以深。砂礫底で主にテッポウエビと共生している。
【特徴】前鼻管がツノ状に突出する。第1背鰭は黒褐色の大きな円形で、鰭全体に白色又は黄色の網目模様が入る。



「垂涎の的は帆立(ホタテ)」

2018年から高知県柏島へ定期的に通うようになった。
毎回と言って良いほどホタテツノハゼを紹介して貰った。
しかし、砂礫底で指をさされても、悲しいかな私の目ではなかなか認識しずらい。転がっている石にしか見えなかったりする。

レンズを通して拡大されると、ハゼの体の大きさには不釣り合いなほど立派な”帆”が確認出来る。

初めて撮ったホタテツノハゼは今一つ帆(第1背鰭)を全開にしていなかった。
その後も何枚かの”不満の残る”ホタテツノハゼを撮った。


そんな時を重ねた後、、、
本種に限らず、良い間合いで撮れるチャンスが巡ってくることがある。
私のようにダイビング・スキル、撮影技術共に拙い者にとっては、チャンスを味方に付けるしかない。

写真は屋久島で紹介されたホタテツノハゼ。
私の肉眼でもハッキリとその位置・姿が確認出来る程の良い距離感だった。


昨年発行された図鑑・新版『日本のハゼ』では「ホタテツノハゼ属」は「オニハゼ属」となった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2019.10.06 #834

撮影ポイント

屋久島 永田 オツセ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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