2021.3.2：投稿

「星空」素敵な名前のウミウシ。

分布域はインド洋や太平洋。

体の地色は灰色と青色を混ぜたような色。ただし色彩変異に富む。背面には黄色斑や青色や黒色の点が散在する。（写真の個体は黒色点のみで青色点はない？）青色や黒色の点を星々に見立てての命名だろうか。ウミウシの体全体が天の川に見えなくもない。

触角の根元は白色。褶葉は赤色。二次鰓は白で軸は触角と同じ赤色。

この写真は2013年に奄美大島で撮ったもの。
「奄美大島　朝陽」の投稿の中に「満天に広がる星々を仰いで寝ぐらへ帰る」という件（くだり）がある。もう少し詳細な説明を加えると。

レストランからホテルへ戻るため、駐車場への道を文字通り”星々を仰ぎ”ながら上機嫌で歩いた。夕刻に来店した時の記憶から、そこがスロープだと思い込んで。が、しかし、そこは階段。空中歩行を２歩３歩４、、そして大きく転んだ。

見事な？受身姿勢で骨折や擦り傷は免れた。が、腕には打ち身が残り、翌日からウエットスーツやフードを身につける時、力が入らず色々不自由だった。身から出た錆び！

星空を仰ぐ時は、歩かない方が良いみたいだ。

ホシゾラウミウシに寄せて、余りロマンチックではないエピソード。