ホホスジモチノウオ
スズキ目ベラ科ホホスジモチノウオ属
2024.4.4:投稿
【分布域】和歌山県串本、屋久島、琉球列島:台湾、東・西・南沙諸島、タイランド湾、インド~太平洋、ミクロネシア、サモア諸島。
【生息域】浅いサンゴ礁の潮通しの良い場所で見られる。
【特徴】色彩バリエーションに富み、環境に応じて瞬時に体色を変化させる。頬に赤いラインが細かく入る。
「ホホスジモチノウオ 若魚」
吻が長く前に突き出ている顔付きからホホスジモチノウオの仲間だろうと推測出来た。
写真を拡大すると眼の下辺りに細かい筋(ライン)が認められた。
体側中央に白い細い帯に挟まれた赤色の縦帯が吻から眼を通って尾柄手前まで伸びている。
もう一つ、注目したのは腹鰭にある赤色の斑紋。
ベラ図鑑のホホスジモチノウオ属の項を丹念に調べていくと、上記の特徴に嵌まる写真が見つかった。
ホホスジモチノウオの若魚の写真である。
ただし、私が撮った写真の個体の体色は白ぽい。
図鑑の個体はもっと赤みが強い。
「色彩バリエーションに富み、瞬時に体色を変化させる」と図鑑にも書かれている。
おそらく、バリエーションの範囲内なのだろう。
私から発せられる”殺気”に一瞬で顔面蒼白(体色蒼白?)になったのかも知れない!!
参考写真:同じ時の同じ個体。
データ詳細
撮影日
2024.03.18 #1379
撮影ポイント
Thailand Ao Suthep
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)