ヒノマルテッポウエビ
テッポウエビ科テッポウエビ属
2022.10.23:投稿
【分布域】屋久島。
【生息環境】詳細不明。
【特徴】体色は鮮やかなオレンジ色で白色の小さな斑紋が散在する。ハサミ脚や歩脚は青紫色。最大の特徴は側甲の左右に1つずつある丸く大きな黒斑。
「ヒノマル。惨敗!」
潜っているポイントは「屋久島 一湊 ゼロ戦」。
「ヒノマル。惨敗!」は決して日本軍の戦況を言っているのではない。
ゼロ戦へ潜る前のブリーフィングで「ヒノマルテッポウエビとトリコロールシュリンプが奥の方にいるので、ウツボに気を付けながら探してみて下さい」と紹介された。
かなりの時間を使ってそれらのエビを探した。
しかしそれは徒労に終わった。と、思っているとRちゃんが指をさして教えてくれた。
(おー!やはり彼女も探していたんだ~!思いは同じか~)
2回シャッターを切ったところで、無情にも「そろそろ上がるヨ」のサイン。
それにしても、ハサミ脚を前方へ伸ばしているエビと思われる個体を撮った積りだが、肝心の”ヒノマル”は見えなかった。よくあるボケで、教えてくれたものと違うものを撮ったのか???
後で画像を確認すると間違いなくヒノマルテッポウエビを撮ってはいる。
しかし”ヒノマル”が写っていない。
無念!
今回は惨敗を認めるしかない。
チャンスがあれば、次こそ。
参考写真:同じ時の同じ個体。
もう少し、もうほんの少し前へ出て来てくれれば、”ヒノマル”を写せたのだが、、、。
因みに「ヒノマルテッポウエビ」は正式和名ではなく仮称。
学名:Alpheus soror
テッポウエビ科のエビはハゼと共生することで有名。だが、本種はハゼと共生しないことで有名だとのこと。
ヒノマルテッポウエビが棲み処にしている”零戦”。
”零戦”の機体にも赤色の丸・日の丸が。
そんな不思議な縁を、ヒノマルテッポウエビは知っているのだろうか?
データ詳細
撮影日
2022.10.02 #1192
撮影ポイント
屋久島 一湊 ゼロ戦
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)