ヒメテングハギ
スズキ目ニザダイ科
2023.1.6:投稿
【分布域】南日本の太平洋沿岸、八丈島、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】成魚は潮通しの良いサンゴ礁外縁の斜面や、ドロップオフの中層で見られる。若魚や幼魚は内湾や礁池などの水深の浅い場所で見られる。
【特徴】前頭部に角のような突起がある。この突起は老成魚ほど突き出る。また、顎の部分も老成魚ほど角ばる。尾鰭が菊の花の様に縁取られているのが特徴。幼魚の眼はネコ目であり、尾鰭付け根に白色の帯がある。
「菊の花びら!」
ヒメテングハギの尾鰭の後端は、菊の花びらのような模様で縁取られる。
なんと雅な魚だろう!!
長い角と菊の花びら、異質なようで両方を併せて”和”な感じがしないでもない。
さて、ヒメテングハギの幼魚だが。
上の本種の【特徴】を書きながら、ヒメテングハギの幼魚として登録していた写真がどうやら別種の幼魚であることが判明し、今途方に暮れている。
本種の幼魚はネコ目であり、尾鰭付け根に白色の帯があるはず。
しかし、てっきり本種の幼魚だと思っていた個体の写真は、上のいずれの特徴にも該当しない。
テングハギの幼魚なのか?
はたまた、テングハギモドキの幼魚なのか?
精査が必要。ん~悩み事が増えてしまった。。。
ヒメテングハギ!成魚も幼魚も揃っていると思っていたのに、、、ガックリ!
参考写真:同じ時の写真。
データ詳細
撮影日
2015.09.21 #513
撮影ポイント
水納島 ポートウエスト
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)