ヒメタマガシラ
スズキ目イトヨリダイ科
2021.12.30:投稿
【分布域】南日本の太平洋岸、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁の砂泥底域の水深5~60mに生息。
【特徴】体高は低く、細長い体形をしている。体側中央に淡い茶色の縦帯がある。この帯は消すことも出すことも出来る。成魚の尾鰭は黄色。幼魚の縦帯は濃い茶色で尾柄部まで続く。幼魚の尾鰭は透明。
「棚から牡丹餅?!」
私にとっては”牡丹餅”より遥かに値打ちのある”新種”が棚から降ってきた!
2019年の4月に田子と井田で潜る1泊のツアーがあった。
夜は修善寺の名店「すぎ屋」で楽しい宴。もちろんコロナ禍の前である。
その宴の中で”沖縄ツアー”が企画された。
名付けて「マサシ(イントラ)と行く沖縄ツアー」
楽しい宴を引き継いで、ツアーも和気藹々と楽しい雰囲気。
ツアー2日目の3本目、ポイントは恩納村山田。
ここは「世界のヤマダ」と言われているとかいないとか 笑
砂泥底でユウグレイロウミウシを撮り終わり周りを見ると、仲間のヒロコちゃんがすぐ近くで何やら熱心にレンズを向けていた。
撮っている人も美人だが、撮られている魚も見目麗しい。
通常、誰かが何かを撮っている時には邪魔をしないように、余り近寄らないことにしている。
しかしこの時ばかりはにじり寄って、ご相伴に預かった。
どう見てもmy新種だったから!
棚から降って来たのは本種「ヒメタマガシラ」。
牡丹餅じゃなくて好都合だった。
写真の個体は、恐らく成魚でも幼魚でもない「若魚」世代と思われる。
参考写真:同じ時の同じ個体。
データ詳細
撮影日
2019.10.21 #842
撮影ポイント
沖縄本島 恩納村 山田
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)