ヒメジ

スズキ目ヒメジ科

2023.11.13:再投稿



ヒメジの幼魚を撮ったので再投稿。
写真は最後尾に。



2023.4.23:投稿



【分布域】日本全国。
【生息域】沿岸の水深数m~100mの砂底や砂泥底に生息。海底からほとんど離れない。
【特徴】体色は淡赤色。体は前後に細長く側扁する。休息時や夜間は、体側に濃色の横帯や斑が現れ、昼間とは色彩が異なる。尾鰭の上半分に2~4本の赤色の縦帯があり、2つの背鰭にも3~4本の赤色の縦帯がある。下顎には2本の黄色いあごひげ(顎髭)を持つ。全長は約20㎝ほど。





「普通種!」

今日までに魚類だけで約830種を投稿して来た。
しかし【分布域】が「日本全国」と記したことは1度もない。

それは「普通種」としての、何よりの証左ではないだろうか?笑


だが余りにも「普通種」過ぎて海で出会っても目に入らない。


ヒメジはいつも顎にある2本の黄色いヒゲを砂地に差し込んで、広い海底を熱心に探索している。
そんなヒメジを見ると、邪魔をするのも申し訳なくレンズを向けるのも気が引ける。

しかし、それはこちらの要らぬお節介。
ヒメジのヒゲは高性能な感覚器で、かなり効率良く砂の中の小型甲殻類などを探し当てられるらしい。


実物に海で会っただけでは、なかなか気が付かないが、尾鰭や背鰭に入る赤い縦帯は思いの外お洒落な印象。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2014.07.08 #432

撮影ポイント

大瀬崎 湾内

使用機材

Olympus XZ-1

「就寝中のヒメジ」

 

昼間のヒメジとは一変。
夜の真っ暗な海でライトに照らし出されたヒメジは、非常に色鮮やかな赤色の体色をしている。
体側には横帯や斑模様が出現して、昼間の本種とはイメージが異なる。

 

魚は眠っている時も眼を閉じないので分かり難いが、写真の個体は只今就寝中!
砂地に着底したままピクリとも動かず、ヒゲも作動していない。

 

参考写真:2010.12.10 @田子 アジロ崎
こちらも同じくナイトダイビングでの1枚。
ガイドロープに寄り添って眠っていた。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2016.09.12 #585

撮影ポイント

田子 アジロ崎

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「ヒメジ 七変化」

 

七変化はちょっとオーバーだが、それにしても様々に色彩を変化させる。
これはヒメジの幼魚。

 

昼間の成魚のヒメジ。
夜の眠っているヒメジ。
そして幼魚のヒメジ。

 

黄金崎ビーチの砂底で、ほぼ不動で着底していた。
外付けストロボの練習台に何度もフラッシュを焚いたがピクリともしない。
午前中の普通に明るい海中だったが、赤ちゃんヒメジは未だ眠っていたのだろうか?

 

しかし夢でも見ていたのか、時々白い顎髭を砂に射し込んでいた。
その髭を見て、ヒメジ科の魚だと分かった。

 

調べたり聞いたりして、ザ・ヒメジの幼魚だと判明した。

 

この投稿を書いた後、
専門の方からご意見を頂いた。
「髭が白色ということはサクヤヒメジの可能性もありそうですね」とのこと。
精査が必要らしい。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2023.11.05 #1337

撮影ポイント

黄金崎ビーチ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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