ヒメホソウミヤッコ
トゲウオ目ヨウジウオ科
2022.6.27:投稿
【分布域】琉球列島。
【生息域】ごく浅い水深から25m位までの砂底やガレ場などに生息。
【特徴】体色は茶褐色で一見「黒い紐」のように見える。吻は短く、そこにコブ状の隆起がある。眼は大きい。体には黒褐色で白細点のある横帯が十数本ある。
「悲しい性」
柏島の民家下北の浅場で紹介された本種。
海の中では確定は出来ないが、恐らくmy新種だろうと踏んだ。
ヨウジウオ科の魚は尾鰭に特徴があるものも多い。
その辺を考えて種を特定するためには尾鰭の写真が必要だと思った。
「図鑑」を作りたい者の悲しい性だろうか。笑
頭部を犠牲にして尾鰭が入るようにして撮った。
しかし、本種の場合尾鰭に特段の色や形の特徴はなく、それは徒労に終わった。
私が所有する図鑑では何れにも「ヒメホソウミヤッコ」は掲載されていない。
仕方なくネットで情報を探ると、
「ホソウミヤッコ」と本種「ヒメホソウミヤッコ」は似ているが、「尾輪数に違いがある」ことが分かった。尾にある体輪がホソウミヤッコは37~42でヒメホソウミヤッコは31~36。
しかしそんなことは解剖でもしなければ分からない。
素人でも判別出来る違いは全長が「ヒメ」の方は約7㎝と短い。これも個体が成魚か幼魚かの場合で一概に長短での特定は難しい。
唯一、本種のビジュアル的な特徴は吻にコブ状の隆起があることらしい。
参考写真:同じ時の同じ個体。
吻とコブが同色で分かり難いが、クローズアップすると確かにコブが確認出来る。
(ここまで拡大するとピントが。。。)
データ詳細
撮影日
2022.06.20 #1148
撮影ポイント
柏島 民家下北
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)