ヒガイ

巻貝の仲間 ウミウサギ科

2022.1.8:投稿



【分布域】房総半島から紀伊半島、高知県の太平洋側から九州西岸、男鹿半島から山口県の日本海側。
【生息域】水深10~300mの砂底や砂泥底及び岩礫底のウミサボテン類、ウミトサカ類及びホソヤギ類の上で多く見られる。
【特徴】殻は45~105㎜。濃い肌色で良く膨らんだ紡錘形で光沢がある。軟体は赤褐色の地色に肌色の円斑があり、その中心から淡褐色の大きな突起が出る。




「早合点の産物」

この日は、2日後に控えた1000本(ダイブ本数)記念の為に本数調整で井田の海に潜った。
エントリーして真っ直ぐ砂地へ下りて「ツバメクサハゼ」を狙った。現地の方が教えてくれた生物情報。しかし、砂地にいるのは「クサハゼ」ばかりだった。

「ツバメクサハゼ」は諦めて少し移動すると、この日のガイド・マサさんがポリプが綺麗に開いたウミトサカの枝の根元を指差した。

「ウン、ウン。分かった!」とシャッターを切った。(これが早合点)
初めて見る模様のウミウサギだった。

ウミウサギのmy新種ゲットに満足気な私だったが、マサさんは不満足な様子。笑
私を少し右に引っ張って、再度指差した。

ほんの少しの角度の差。凝視すると、そこには可愛い透明な甲殻類がいた。
(未だに名前が特定されていないので大まかな表現「甲殻類」とした)
写真のやや上にハサミ脚が写っている。
私にしては、そこそこ撮れたので名前が分かり次第投稿しようと思っている。




本種「ヒガイ」に話を戻す。
漢字表記=杼貝(ひがい)
”杼”は機織りの時に横糸を巻き、縦糸に通す道具。
両端がすぼまり尖っているところが、似ているところからの命名。

中島みゆきの名曲「糸」を思い出す。





データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.05.27 #998

撮影ポイント

井田

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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