ハクセンエビ
タラバエビ科ジンケンエビ属
2021.5.4:投稿
ハクセンエビは通常、ダイバーが行けないような深場に棲む。
この時は、水深24m位まで上がってきていた。しかも綺麗な薄紫(ピンク色?)のスナイソギンチャクと共生していた。願ってもない水深・写真映えする背景と”幸運”が重なった。
大瀬崎湾内のハクセンエビが居る小さな範囲だけに、明るいスッポトライトが照らされているようだった。同じスナイソギンチャクにハクセンアカホシカクレエビも付いていたが、やはり主演は本種だろう。
白色の触角がVの字に伸び、頭部と尾は鮮やかな赤色。頭(頭胸甲)から尾扇にかけて体の側面に白色の縦線が走る。この白線が名前の由来。
分布域は伊豆半島以南。生息環境は内湾の砂泥底、水深20〜100m。
「綺麗な花にはトゲが有る」というが、「綺麗な”イソギンチャク”には毒がある」ようなので注意が必要。
参考写真は同じ時のもの。本種ハクセンエビに会ったのは、後にも先にもこの1度だけ。図鑑にも「観察例は限られている」と書かれている。
データ詳細
撮影日
2017.01.27 #610
撮影ポイント
大瀬崎 湾内
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)