ハダカカメガイ
巻貝の仲間 ハダカカメガイ科
2022.3.5:投稿
【分布域】富山湾、北海道沿岸:北極海、北太平洋などの寒流域に棲息。
【生息域】表層0m~300mまで生息するが、表層で多く見られる。生息水温は4℃以下。
【特徴】体長1~3cm。体は半透明で頭部、腹部に分かれている。頭部や腹部に赤色の生殖腺や中腸腺が透けて見える。尾部もやや赤色に染まる。体は円筒形で体の前方にある左右に張り出した翼のような足(翼足)を羽ばたいて泳ぐ。生まれたての時は貝殻を持っているが成長と共に消えてしまう。
「氷の妖精!」「流氷の天使!」=クリオネ
”クリオネ”の名で親しまれているが、日本での正式名称は「ハダカカメガイ」。
巻貝の仲間である。
今年5年振りに北海道の知床半島にあるウトロを再び訪れた。
目的の1つは「クリオネ」撮ること。
”流氷と共にやってくる”と言われるクリオネ。
流氷の下は栄養豊富なプランクトンが多く、クリオネにとって棲みやすい環境。ただし、植物プランクトンを摂食する時期は幼年期で、成長すると肉食へと変化する。
前回2017年、クリオネに出会った時は生憎ワイドレンズを付けたカメラ1台のみを保持していた。当然のように満足なクリオネは撮れなかった。
リベンジを期して水温0℃~氷点下の海へ挑んだ。首尾よく何度もクリオネを紹介してもらった。
が。
しかし。
今回、良く分かった。
クリオネを上手く撮れるか撮れないかは、決してレンズの問題ではないと。
では、何が問題なのかは”言わずもがな”である。笑
参考写真:同じ時の写真。
上の写真とは別個体。
”妖精”の雰囲気だけの写真。
因みに冒頭の写真は後ろ姿だと思われる。
データ詳細
撮影日
2022.02.19 #1102
撮影ポイント
北海道知床半島 ウトロ港
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)