ハチマキダテハゼ
スズキ目ハゼ科ダテハゼ属
2021.3.31:投稿
明確な記憶ではないが、ハチマキダテハゼと初めて出会ったのは、この写真を撮った時だったと思う。
2017年秋の大型台風直後の思い出深い雲見・黄金崎ツアー。モンガラドオシとの一件があった海。笑
余程、ものにしたかったのか?ハチマキダテハゼだけで17枚も撮っている。
稀種ではないが、四六時中会える種でもない。何回もシャッターを切ったのには、その辺の思いが根底にあったのだと思う。
日頃、撮影技術に自信がないので「数を打つ」ことにしている。今のようなデジタルカメラではなく、昔のフィルムカメラだったらどうしていたのだろう。
ハチマキダテハゼの特徴は、眼を通る斜線と頭後方にもう1本、合計2本の細い線が入ること。さらに体には5本のやや太い横帯があり、6本目は尾鰭に横倒しのU字型としてあらわれている。
名前の由来は言うまでもなく、頭部にある線を”ハチマキ”に見立ててのもの。
この写真、良く見ると右下隅に共生するエビのヒゲが写っている。17枚も撮ったのなら共生エビとのツーショットが欲しかった。
データ詳細
撮影日
2017.10.25 #657
撮影ポイント
黄金崎ビーチ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
ハチマキダテハゼの分布域は相模湾〜愛媛県、屋久島、琉球列島。
内湾やサンゴ礁域の礁斜面に生息。砂泥底や礫が混ざる砂地でテッポウエビと共生している。
前年に黄金崎ビーチで本種の全身を撮った(1枚目の写真)記憶があったので、今度はハチマキが良く分かるように後頭部からのアングルで狙ってみた。しかしこの時もまた、共生エビのことには思い至らなかったようだ。
データ詳細
撮影日
2018.06.14 #707
撮影ポイント
柏島 レッドロック
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)