2021.8.25：投稿

【分布域】八丈島
【特徴】触角鞘を含めて体全体を網目状斑紋が覆う。背面の触角後方から尾に至る白色帯がある。背面突起は左右に３対ある。10mmに達する。


名前にも”ハチジョウ”が入っていて、【分布域】もシンプルに八丈島となっている。
私がこのウミウシを見たのは田子の期間限定ポイント 田子島。ここは何が出るか分からない「玉手箱」のようなスーパーポイント。
ネットを調べると、田子のお隣り浮島や城ヶ島、和歌山で撮影の写真も上がっている。田子島にいても何の不思議もない。


2016年に撮影してから種の特定に悩んできたが、昨年出版された図鑑『ウミウシ1260種』に掲載されている”ハチジョウユビウミウシ”だろうという結論に落ち着いた。
ただ、図鑑にも「形態的にヤマトユビウミウシと変わらず、精査する必要がある」と記されている。