ハチジョウボウヨウジ
トゲウオ目ヨウジウオ科
2023.6.29:投稿
【分布域】伊豆諸島、高知県柏島、屋久島、琉球列島。
【生息域】岩礁やサンゴ礁の浅い水深に生息。
【特徴】体色は茶褐色から黒褐色。体長8~10cm程。吻は余り長くない。体は棒のように硬くあまり曲がらない。体側の隆起線は肛門で止まる。
「ハチジョウボウヨウジ」
八丈島の名前を持つ本種「ハチジョウボウヨウジ」。
ネットで調べてみると、柏島の海ではそれなりの頻度で観察することが出来るようだ。
一方、八丈島の海では。
「水深10m以浅の転石帯や開けた斜面で見られるが稀」と図鑑『海水魚1000種』に記されている。
想像の域を出ないが。
八丈島の海で採取された標本により新種記載され「ハチジョウ」の名前が付いたのかも知れない。
屋久島の海で数回出会ったボウヨウジとは同じボウヨウジ属の所属。
写真の個体がボウヨウジではなくハチジョウボウヨウジだとしたのは、体側の隆起線が肛門で止まっている特徴から。
本種もボウヨウジと同じく体が硬く、ヨウジウオ科の他の魚たちのようにくねくねとした動きをしない。
参考写真:同じ時の同じ個体。
体全体を狙った写真。
”棒”が落ちているとしか見えない!
データ詳細
撮影日
2023.06.19 #1291
撮影ポイント
柏島 後浜no.3.5
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)