ゲンロクダイ
スズキ目チョウチョウウオ科
2022.1.22:投稿
【分布域】小笠原諸島、宮城県・茨城県以南の太平洋沿岸、津軽海峡~九州南岸の日本海・東シナ海沿岸、沖縄島。
【生息域】岩礁域に生息する。内湾の砂泥底でペアーで見られる。
【特徴】体地色は白色で体側に2本の幅広い横帯がある。背高が高く眼の前縁が窪む。更に眼を通る細い帯もある。背鰭後方に白色で囲まれた黒色の眼状斑が1つ。数は多くない。
「図鑑に忠実なゲンロクダイ!」
大瀬崎湾内で出会った。
湾内の透明度が悪かったせいもあり、突然現れた感。笑
長年出会いを待っていたので、突然の出現に慌てた!
それまでに「タキゲンロクダイ」には会ったことがあったが、本種とはこの時が初めてのめぐり逢い。その後、本種との二度目の出会いは訪れていない。「数が多くない」との図鑑の記述通りなのだろう。
また、本種の生息水深を「56~195m」や「110~250m」とする図鑑もあるが、私が出会ったのはせいぜい20m前後。
別の図鑑には「水が濁っていると10m程度まで上がってくることもある」と書かれている。
どうやらこのパターンだったのだろう。
名前の由来について。
本種の体の模様が「狂言袴」に似ているところから。
狂言で使われる袴に似ていると、どうしてそれが「元禄鯛・ゲンロクダイ」に繋がるのかは良く分からない。
参考写真:同じ時の写真。
実はこの時、ゲンロクダイはペアーだった。
逃げられ気味だが何とかペアーの姿も撮ることが出来た。
どこまでも図鑑に書かれた通りのゲンロクダイ!笑
まぁ、それは当たり前のことではあるが。
データ詳細
撮影日
2019.09.18 #823
撮影ポイント
大瀬崎 湾内
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)