フタホシキツネベラ
スズキ目ベラ科タキベラ属
2021.8.2:投稿
【分布域】相模湾以南〜高知県柏島の太平洋岸、伊豆・小笠原諸島、屋久島(幼魚)、沖縄島以南の琉球列島。
【生息域】岩礁斜面やサンゴ礁外縁礁斜面やドロップオフ下の水深30m以深で見られる。
【特徴】名前の通り鰓蓋と尾鰭付け根に黒色の斑が2つある。体色は赤橙色で腹部は黄色い。各鰭も透明感のある黄色。成魚では体側に細い赤色の縦線が薄く入る。幼魚は体色が黄色く、眼の後方から暗色のラインが伸びる。ベラの中では小型種であり、数は少ない。
【識別ポイント】幼魚はコガネキュウセンの幼魚に似る。生息水深が異なる(コガネキュウセンは浅い水深に生息)こと、フタホシキツネベラには背鰭に眼状斑はなく、眼の後方から暗色のラインが伸びるなどで識別できる。
フタホシキツネベラは伊豆海洋公園の一の根・崖下の砂地、水深26m辺りにいた。
この日の引率インストラクター・ミカちゃんに教えて貰って撮った。この時が初めての出会い。
私の図鑑にいない種を撮らせようと普段からいつも気に留めてくれているミカちゃん。
こうした協力がなくては私の図鑑は成り立たない。ありがたい!
1か月程前「イソモンガラがいますよ」とミカちゃんが言っていた。
図鑑のイソモンガラの写真を見ながら、イソモンガラがいる海へ連れて行て貰える日を今からワクワク楽しみにしている!
データ詳細
撮影日
2018.09.07 #731
撮影ポイント
伊豆海洋公園
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
こちらは、パラオのフタホシキツネベラ。
ブルーコーナーでナオさん(現地インストラクター)に紹介してもらって撮った。
ボートに戻って、やや興奮気味に「ベラにしておくのはもったいないほど綺麗ですよねぇ〜」と言った。
仲間から「その言い方はベラに失礼でしょう〜」と、ヒンシュクをかった。
確かに! ベラ科には美しい種がたくさんいる。失礼だった。深く反省。 笑
参考写真:同じ時の写真。ペアーでいた。右のフタホシキツネベラの尾鰭の斑点は黒色というより赤色。このように斑点が赤色の個体もいる。
データ詳細
撮影日
2019.03.22 #773
撮影ポイント
Palau Blue corner
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
2022.2.12:追加投稿
この個体もインストラクターのミカちゃんに紹介してもらった。
フタホシキツネベラとミカちゃんとは相性が良いらしい。
ただこの時、私のダイブコンピューターは残留窒素の関係で「その水深に居て良いのはあと3分ですよ~」と言っていた。
フタホシキツネベラがいる所は7~8m更に下。
スルーするのも勿体無いので、タッチアンドゴーで2枚撮った。
綺麗なベラで好きなのだが、生息水深がやや深いのが「玉に瑕」。
データ詳細
撮影日
2022.02.08 #1097
撮影ポイント
北川 カジカキ根
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)